抗体とは大きく分けて2種類

①体内で抗体が出来るまで

体内で抗体が出来るまで01

現在接種しているmRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンは、ウイルスそのものを取り入れているわけではなく、ワクチンDNAを記憶したたんぱく質を摂取している。
ヒト細胞ACE2受容体は、ウイルスが体内へ入ったと勘違いし取り入れたワクチン内の遺伝子情報を記憶しようとする。

体内で抗体が出来るまで02

スパイク(注射器の役割)からウイルスのエンベロープ内にあるたんぱく質が体内に侵入しても、増殖しにくい。

ワクチンや予防接種により体内で産生される抗体は、全く同じ遺伝子のウイルスであれば免疫により増殖しづらくすることが可能。但し、ウイルスが変異した場合は増殖してしまう。

例)インフルエンザA型の予防接種をしたが、B型に感染してしまう

②体外から抗体を摂取するとは

体外から抗体を摂取するとは01

体外で生成された抗体を、口や鼻、血管から摂取すると、摂取した抗体がACE2受容体を守るように吸着する。

体外から抗体を摂取するとは02

ヒト細胞ACE2受容体にスパイクが到達する前に、抗体により中和(不活化)させる。

ウイルスそのものの遺伝子を記憶した抗体を取り入れるため、スパイクが変異してもヒトACE2受容体と結合させず中和(不活化)することが出来る。

IgYの「Y」は卵黄由来のヨード、ポリクローナル抗体とは通常動物の血清から精製した抗体

生まれたばかりの赤ちゃんは、病原体に対する防御機能や免疫機能が充分ではありません。そのため、赤ちゃんを感染から守るために母親の免疫物質が赤ちゃんに与えられるシステムが備わっています。その免疫物質の主なものが母親が持っている抗体であり、母親から子供へ与えられた抗体を移行抗体といいます。そしてこの移行抗体による免疫力が受動免疫です。

ヒトは胎盤を通して、ブタやウシなどは初乳を飲むことで移行抗体が与えられます。胎盤や母乳からの移行システムを持たない鶏は、卵の卵黄中に自分の抗体を移行させ、生まれてくる雛はこの卵黄を体に吸収することで抗体を獲得します。鶏によって卵の卵黄中に移行する抗体を鶏卵抗体(IgY)といいます。そしてこの鶏卵抗体を飼料や食品に応用し、鶏卵抗体による受動免疫により動物やヒトの健康をサポートすることが出来ます。

持続可能なIgY抗体精製技術

持続可能なIgY抗体精製フロー図

ポリクローナル抗体を大量に得るためには、大型の哺乳類の血液を使った抗体精製技術がありますが、動物を傷つけること、また血液自体が「有限なもの」であることを問題視し、我々はニワトリ由来のIgYと呼ばれる抗体をポリクローナル抗体として得ることにしました。ニワトリに特殊なたんぱく質を与え、産み落とした卵から受動免疫を獲得するもので、ニワトリに負荷を与えるものでもなく人畜無害な抗体精製技術として注目され、インフルエンザをはじめコロナウイルスに対しての研究も進んだことで、当社オリジナル製品にも採用いたしました。

卵黄から抗体を持つたんぱく質を抽出

東京理科大学名誉教授

村上 康文

Yasufumi Murakami

1955年岩手県生まれ。東京理科大学名誉教授。専門は免疫医学、抗体研究。新型コロナウイルスの中和抗体の大量生産に世界で初めて成功した。2021年7月現在、抗体医薬の開発に向け、進行中。

【経歴】
1979年 東京大学 薬学部 薬学科生理化学教室 卒業
1984年 ニューヨーク、スローンケタリング記念癌研究センター研究員
東京大学 薬学系研究科 薬学専攻 博士課程 修了
1987年 理化学研究所つくばライフサイエンス研究センター研究員
1999年 東京理科大学 基礎工学部、生物工学科教授
2002年 バイオマトリクス研究所のCSOとして、インフルエンザウイルス検出キット用の抗体を開発。(日本シェア80%、世界シェア60%)
2012年 株式会社オーダーメードメディカルリサーチを設立し、ガン抗体の研究に従事。
2020年 DDサプライ株式会社のCTOに就任。
新型コロナウイルスの抗体開発を行う。
2021年 東京理科大学 名誉教授授与。

村上教授の高い技術力を生かし、卵黄の中から抗体を持つたんぱく質のみ抽出することに成功(murak抗体)し、動物を傷つけることがない受動抗体技術を生かし、様々なウイルスや病原菌への感染予防として注目されている。
村上教授のプロフィールにつきましては、下記オフィシャルサイトより引用致しております。
https://www.yasufumimurakami-official.com/

※このページは研究中の進捗報告を記載しているページのため更新されていきます。全ての効果効能はあくまでも暫定的で、お約束するものではございません。

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マイクロバイオサーチの目指す未来

マイクロバイオサーチの目指す未来

感染に怯える日々を終わらせたい

感染に怯える日々を終わらせたい

収まっては爆増を繰り返す新規感染者数。ワクチン接種による集団免疫の獲得は、もちろんパンデミック終焉に向け必要ではありますが、ウイルスの特性上「常に変異を繰り返す性質」に対応するには「本当に効果のある予防」と集団免疫の獲得。この2つの対応策が必須と当社は考えます。

感染リスクへの不安を軽減したい

感染リスクへの不安を軽減したい

日常生活を送るうえで、人が全くいない場所だけで生活することは極めて難しく、特に、学校や職場、スーパーや家庭内など、生活を送るうえで必ず人がいる場所は避けて通れません。そんな「少し不安だな」という気持ちを軽くしたい。「不安によるストレスを軽減したい」という一心で、マイクロバイオサーチ社は日々研究・開発・企画を行っております。

当社の考える社会貢献の定義

現在開発中の製品や抗体原料をはじめ、健康についての調査・試験結果や進捗を当ホームページに掲載することで、日本国内の民間企業における新型コロナウイルス・季節性インフルエンザ・がん等、各疾患の撲滅及び予防活動に向けた取り組みや活動を広く知っていただくことが当社の使命・社会貢献と位置付け日々活動しております。